コンビニのはなし


 さて、都道府県別に見たらどのコンビニが多い県、少ない県は何処だろう。北海道のように広いところと香川県のように狭い県では当然差があるだろうから、面積 (100㎢ = 10キロ四方)当たりの店舗数で比べてみよう。日本地図にぬり絵(コロプレスマップと言います)をしてみました。
※上のボタンをクリックするとTop14社の合計と上位各7社の10万人あたりの地図が表示されます。各県の上にをマウスを乗せると詳しいデータが見れます。
【14社合計】で見ると
東京(337店)・大阪(198店)・神奈川県(159店)が店舗数が多いのは予想通り。埼玉・愛知・千葉と続きます。愛知県より埼玉の方が多いんですね。東京は337店ですごい!と思うのですが、1キロ四方にしたら3.4店と考えるとそんなものか!1番少ないのは北海道・岩手県・高知県で10平行キロあたり3.4店です。北海道は人口10万人当たりでは52店で全国2位です。人の住んでいない山林なども含めての「面積」なので注意しなければ。
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因みに全国総店舗数は55,508店、 全国平均では100㎢あたり14.7店、人口10万人あたり43.3店です。
【セブンイレブン】
やはり東京(105店)・神奈川(52店)・大阪(48店)と巨大消費地が多い、この調査時点(2015年3月)では、「スタバはないけど砂場スナバはある」で有名な鳥取県と青森県・沖縄県は店舗ゼロです。(鳥取も青森も2015年中に進出しています。・・・鳥取のスタバも)シェア2・3位のローソン・ファミマは47都道府県全てに進出しています。 集中的に多店舗出店するというドミナント戦略の表れでしょうかネ?
【ローソン】
都道府県別にはセブンイレブンと同じような傾向。やはり東京(70店)・大阪(54店)・神奈川(35店)・・・。セブンが少なめのところはしっかり押さえているように見えるのは気のせいかナ?
【ファミリーマート】
やはり巨大消費地傾向は同じ。沖縄で100㎡あたり11店出店しています。東北・北海道は少なめ。
【サークルK】
愛知県が21店で一番多い。大阪が10店、中部・東海地方が強いようだ。出店しているのは26道府県。
【サンクス】
東京(26店)大阪(11店)神奈川(10店)埼玉が5店。福岡県に1.5店出店しているものの九州・沖縄は未出店。全国30都道府県に出店。調べてみるとサンクスとサークルKは同じ「サークルケイサンクス」(ユニー系?)の運営らしいので合わせて見た方が良いかもしれない。
【ミニストップ】
こちらはイオン系らしい。東京(13店)神奈川(6店)愛知(4店)埼玉(4店)。全国27都道府県に出店。
【デイリーヤマザキ】
トップ3社に続き、全国39都道府県に出店。大阪(9店)東京(7店)神奈川(4店)。ここはちょっと異色でパン屋さんの山﨑製パンが運営している。

【大手コンビニ4社とジェトロが連携】という記事を見つけました。これによるとファミリーマート・セブンイレブンは積極的らしい。

おしまい