牛肉のはなし・日本食品標準成分表


文部科学省が 日本食品標準成分表を公開していたので、どんなものかとダウンロードしてみました。 2,019種類の食品63の成分 が掲載された大きな表です。なのでとても見づらい 自分のような素人には分からない事が多い ですが、食品・医療関係などの専門家にはとても役立つ表なのだと思います。で、素人なりに調べてみました。 また、各食品にどんな成分が含まれているか、各成分が含まれている食品は何かが検索出来る仕組みを作ってみることに!
  1. 牛肉の成分を調べてみた!
      和牛と輸入牛の違いは? 焼いたり茹でたりしたらどうなる?
  2. 【日本食品標準成分表】 この食品のカロリー・塩分・糖質は?
      ドレッシングのカロリー フレンチは406、和風ドレッシングは197(kcal/100g)
  3. 【日本食品標準成分表】 カロリー・塩分の多い(少ない)食品は?
      調味料以外で塩分(ナトリウム)の一番多いのは昆布茶

右の表は和牛肉・輸入牛別、肉の部位別のエネルギー及び一般成分の数値です。単位は100g当たりのグラム(g/100g)です。
赤肉を○で囲ってみました。○を牛の部位別(縦)に比べてみると 部位によって違いがあるのが分かります。また、和牛肉と輸入牛肉(横)でも違いがあるようです。

★ 和牛肉と輸入牛のを比べてみよう ★

数値を見ても分かりづらいのデータをプロットしてグラフにしてみました。縦軸が和牛肉で横軸が輸入牛です。目盛りの間隔が違うので同じ数値を結んで赤線を引いています。赤線の上側にプロットされたものは和牛 の方が輸入牛より数値が高い(下側はその逆)ことを示したいます。(点線はプロットの回帰線。真ん中ぐらいを通る線)
エネルギー・脂質は和牛の方が各部位とも圧倒的に高いようです。たとえば和牛のリブロースの脂質は輸入牛の4倍以上多いですね。タンパク質は逆に各部位ともに輸入牛の方が高い事が分かります。部位別の違いでは 赤肉のエネルギー・脂質は、リブロース・かたロースが右上の方にプロットされ、和牛・輸入牛ともに高い数値になっています。脂身つきの肉の場合は ヒレとサーロインが高い。

★ 調理による違い 焼い たり ゆで たりするとエネルギー・成分が増す ★

下のグラフ、左側が和牛で右が輸入牛です。それぞれ左3本がリブロース、右3本がもも肉です。それぞれ「生」「焼き」「ゆで」を示しています。いずれも 生より焼いたり、茹でたりすると数値が高くなっています。何故でしょ?

 持病があって「塩分を控えないと!」とか「糖分はダメ」とかメタボだから「カロリーの少ないモノを!」とか 思っている方も多いかと。最近は食品表示法で食品にはその成分が表示されています。が、予めどんな成分が入っているかを知っておくのも 良いことかと思います。(因みに、食塩相当量(g)=ナトリウム(mg)x2.54÷1000 だそうです) そこでこのコーナーでは 食品を検索してその食品のエネルギー・成分量を表示します。検索の方法は『検索文字(たとえば「パン」)で入力する』か『食品群から検索』の2通りです。食品群を選択すると、「副分類」「類分類」「大分類」「中分類」「小分類」が表示されます。何故かこのデータベースは 各分類が全てツリー状になっている訳ではないので(中分類がないとか)表示されたいずれかの「分類」を更に選択してください。 いずれの検索方法でも、下に表示される「対象食品」の中から選んでください。
円グラフにマウスを当てると数値が表示されます

  
 
◎ 食品群から検索
副分類
類分類
大分類
中分類
小分類

【対象食品】


     こちらは、上と逆。カロリーや各成分毎にそれぞれの食品がどの位入っているかの表です。食品群・成分分類・成分を選択して下さい。表の「成分量」をタッチすると 成分の多い順・少ない順位に並び替えが出来ます。

    食品群
    成分分類
    成  分

    ここまで検索の仕組みを作った後で文科省の 食品成分データベースというサイトを見つけました。やれやれ!
    でも、少しは勉強になりました。フライドポテトも半分以上は水だったとか。
    おしまい