
今年(2017年)9月15日にまた北朝鮮がミサイルを発射しました。スナン(ピョンヤン郊外)から発射して北海道上空を通って襟裳岬の東方2200Kmあたりに落下したとの事。怖い事です。ネット上ではこの事件!の報道での地図について炎上しているようです。民進党のとある議員がメルカトル図法(普通の地図の図法)では距離と方角が分からないとツイートしたとか。尤もなのですが、2~3千Kmの範囲であれば(曲がった)矢印があれば問題ない話だと思います。(そんな事より、政治をもっとしっかりやって欲しい!)しかし、フジテレビがメルカトル図法に同心円を描いてミサイルの射程距離を「解説」したというのには呆れました。
メルカトル図法は緯線と経線が直角になっていて、(地球規模の範囲だと)距離・方位・面積が歪められています。東京から見てロサンゼルスは、ほぼ右(よりちょっと下):東 ですが、実際には北東です。東京からずーと西に行くとヨーロッパかと思いますが、実際はアフリカのケニアあたりにたどり着きます。特に北極・南極に近いところは使いずらいですね。丸い(正確には楕円)地球を二次元で表すのだから致し方ない。グリーンランドは実際は日本の2倍程度の面積ですが、すごく大きく見えます。距離や方位が正しい正距方位図法や面積が正しいランベルト正積方位図法などもありますが、「ある地点」を中心にして地球の半分しか表現できませんし、地図の周りは形がかなり歪みます。(「ある地点」毎の地図です。どこでも方位図法は優れものです。) あちらを立てればこちらが立たず、です。目的別に使えば良いという事でしょうか。
メルカトル図法は緯線と経線が直角になっていて、(地球規模の範囲だと)距離・方位・面積が歪められています。東京から見てロサンゼルスは、ほぼ右(よりちょっと下):東 ですが、実際には北東です。東京からずーと西に行くとヨーロッパかと思いますが、実際はアフリカのケニアあたりにたどり着きます。特に北極・南極に近いところは使いずらいですね。丸い(正確には楕円)地球を二次元で表すのだから致し方ない。グリーンランドは実際は日本の2倍程度の面積ですが、すごく大きく見えます。距離や方位が正しい正距方位図法や面積が正しいランベルト正積方位図法などもありますが、「ある地点」を中心にして地球の半分しか表現できませんし、地図の周りは形がかなり歪みます。(「ある地点」毎の地図です。どこでも方位図法は優れものです。) あちらを立てればこちらが立たず、です。目的別に使えば良いという事でしょうか。
メルカトルの地図で原点から行先の実際の方位・距離を表示してみました。方位は北から南へ東側:0~180°、西側:0~-180°、緑と赤の線が原点からの1000Km毎の距離(赤は2000・5000・8000・10000Km)です。原点・行先はボタンで選ぶか、赤いマーカー(Origin/Destination)をドラッグすればどこでも自由に設定できます。パープル色の曲線が最短距離(測地線の劣弧)です。(曲がっていますが曲面上では真っすぐ!) ズームアウトして広い範囲で見てください
ピョンヤン→グアムの場合、北九州/福岡のちょっと北九州寄り・宮崎県の延岡市を通ることになりますね。
ピョンヤン→グアムの場合、北九州/福岡のちょっと北九州寄り・宮崎県の延岡市を通ることになりますね。
※追記 11月にまたミサイル発射がありました。今回は米国東海岸まで届くとか。・・ニューヨーク・ワシントンDCも加えました。(2017-12)
- 札幌
- 東京
- 大阪
- 福岡
- 襟裳岬
- ピョンヤン(平壌)
- ホノルル
- グアム
- ロサンゼルス
- ニューヨーク
- ワシントンDC
- ミサイル落下地点?
原点:
行き先:
方位 (°): 距離 (Km):
方位 (°): 距離 (Km):
おしまい