- ★ 年令別の何センチ?(身長)と何キロ?(体重) ★
トシをとったっら身長は縮む? 伸び盛りって何歳ぐらい? - ★ 痩せすぎ?ポッチャリ? ★ BMIを計算してみよう
- ★ アメリカと比べてみよう ★
やっぱり
アメリカの方が太めが多い!
★ 年令別の何センチ?(身長)と何キロ?(体重) ★
★ 平成27年度の調査結果 ★
結果の表をグラフにしてみました。左が平均身長、右が平均体重です。平均から上下1標準偏差分だけ縦の線を引いています。標準偏差というのはデータのバラツキを 表す指標で、データ(この場合、身長/体重)の68%は平均から上下1標準偏差の中に入ります。(つまり凡そ7割の人はこの縦棒の範囲内という事。棒の長さを2倍にすると95%) 因みに13歳(中学1年生)の男の子の平均身長は159.63cm、標準偏差は7.70です。従って100人中68人は151.93~167.33cmになり、平均に標準偏差の2倍を足した175.03cm以上の子は100人中 2-3人 ( (100-95)÷2)いることになります。スゴ! グラフを見ると、「まぁこんなモノかな」という感じですね。大人の場合、身長は男は170cm、女は160cmぐらい。体重は男60~70Kg、女は50Kgぐらい。が、よく見ると50才ぐらいから身長も体重も 減っています。体重は分かりますが、背の高さが縮む?でも、これはトリック!グラフは調査時点での年令と身長なので、必ずしも年令を重ねると背の高さが低くなるとは言えないですね。 しかしインターネットで調べて見ると実際に背の高さが縮むらしい。重力と背骨の関係で縮むとか。
★ 10年前と比べると ★
そこで、トリックに惑わされないように、コーホート(追跡調査)的に見てみましょう。
上のグラフは平成27年と調査(青)と10年前に調査した時のデータです。
緑の点線は10年前の線を右に10年分シフトさせています。つまり縦に見るて青線と点線は同じ年代の人たちのデータです。
青線と点線の間のピンクの部分が調査時点と10年前との差になります。
少し見づらいのでピンクの部分を棒グラフ(左グラフ)にしてみました。
50才ぐらいから身長が低くなっているのが分かります。
たとえば60~64才の女性では10年間で1cm、70才では1.5cm 低くなっています。
やっぱり、身長って縮むんだ!
女の人の方が顕著なんですね。
★ 1996年生まれの成長記録 ★
1996年生まれの人の身長・体重を1年毎に追ってみました。あくまでも平均的なはなしですが、10~11才では女の子の方が背が高いのが分かりました。 いわゆる伸び盛りのグラフが真ん中です。女の子では9~11才、男の子は11~13才が一番背が伸びるトシです。小学校6年生(11~12才)の男の子は なんと1年間に8Cmも伸びた!
★ 痩せすぎ?ポッチャリ? ★
せっかく、身長と体重のデータがあるのでBMI(Body Mass Index:ボディマス指数:肥満度を示す数値)を計算してみました。(一般社団)日本肥満学会 (こんな学会あるんですね)がその判定ガイドラインを出しています。普通体重は18.5以上25未満、標準が22です。もっともこれは、大人の場合です。乳幼児だとか子供は 別の指標を使うようです。学童期(小学生)の場合はローレル指数というのを使うらしい。(下のグラフでは19才まで書いてしまったけれど・・)130が標準で115~145で あればOKという解説がありました。

★ アメリカと比べてみよう ★
横軸を日本、縦軸をアメリカにして、同じ年齢(年代)の身長・体重をプロットしてみました。点線は各点の真ん中ぐらいを通る線(回帰直線)、直線は縦横が同じ数値の 点を結んだもの(45°線)です。全ての点が緑線の上側にあるので身長・体重ともにアメリカ人の方が 上回っているのが分かります。また、点線と緑線を比べると身長の方は平行に近いのに体重の方が傾きが大きくなっています。体重の方が日米差が大きいという事でしょう。
